渋谷のスタートアップ共創施設 人と人をつなげるワークスペース運用を効率的に


WorkstyleOS利用者インタビュー
都市事業ユニット 事業戦略部 まちづくり共創グループ 菅 一菜美様(画像右) 梅原 由貴様(画像左)
渋谷駅を中心とする周辺エリアを広域渋谷圏と定めて都市開発をリードしている東急不動産株式会社。広域渋谷圏にスタートアップが集まり、幅広いビジネスに挑めるよう、”人と人が出会い、つながること”をめざし、アクセラレーターやベンチャーキャピタルなどと連携しながら「スタートアップ共創施設」という場づくりを行う上で、どのようにWorkstyleOSをご活用いただいているのか、お話をお伺いしました。
渋谷区の企業・ワーカーの利便性向上を目指しWorkstyleOSで実証実験。
東急不動産様が手掛けるスタートアップ向けオフィスであるGUILD Dogenzaka内に設けられた会議室では、予約・利用のツールとしてWorkstyleOSの会議室アプリACALL MEETINGを導入いただいています。導入のきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
以前は、GUILD Dogenzakaの会議室を使用できるのはGUILD Dogenzakaに入居しているテナントだけでした。それに合わせて、入居テナントのみがアクセスできる会議室予約システムを利用していました。スペースの遊休時間を有効活用して、渋谷区の企業・ワーカーの利便性向上を目指す取り組みに繋げたいと考え、入居テナント以外でも予約・利用ができる仕組みを探していたところ、WorkstyleOSを使った実証実験の話が出てきました。
WorkstyleOSの外部ワークスペース機能をお使いいただく最初のスペースオーナーが東急不動産様です。実証実験としてスタートする上で、WorkstyleOSをお選びいただいたポイントはございますか?
施設の運用上、一般の方向けにスペースをリスティングしてお使いいただくのではなく、法人向けを想定していたため、ACALLの既存顧客との親和性が高いと考えました。また、テナント入居者以外でGUILD Dogenzakaの会議室を使われるのが、ACALLのWorkstyleOSユーザー企業様ということで、スペースオーナーとしても安心してお貸出しできると思いました。
既存のWorkstyleOSユーザーも含めてご評価をいただいたとのこと、大変光栄です。WorkstyleOS導入時に気になったことはありますか?
WorkstyleOS導入時には、すでにスマートロックの仕組みがありました。まずは実証実験ということで、もともとの運用に戻すことも想定し、既存の設備を残したままWorkstyleOSと連携することができてよかったです。
また、入居テナント向けの説明やマニュアル作成もしていただいたので、切り替えにあたって大きなトラブルもありませんでした。
会議室の予約・利用システムとして、WorkstyleOSを導入しACALL MEETINGを設置いただいてから、どのような変化がありましたか?
入居テナントからは「急に会議室が必要になった時、事前予約なしで即時利用ができるようになってありがたい」「ACALL MEETINGのUIがシンプルで使いやすい」「二次元コードの読み取りもスムーズ」といったお声をいただいています。
以前は、近隣の類似施設を運営する担当者がGUILD Dogenzakaの会議室の鍵を開けにくるという運用でした。WorksytleOSを導入してからは、ご利用者様がスマートフォンから予約、そして解錠までできるので、スムーズな運用となりました。また、CSVで利用履歴が一覧できるところや、利用時間の集計や請求に関してはWorktyleOSのシステム上でできるので、施設運営が効率化できています。
WorkstyleOSの導入前にはあまり利用されていなかった会議室もWorkstyleOSの導入後、2割近くお使いいただく機会が増えました。近隣企業様の会議室不足の対策としてだけでなく、イベント開催や懇親を目的とした利用も増えています。
リモートワークが普及してきたことにより、新たなニーズも生まれているみたいですね。会議室の稼働率も再びコロナ禍前の水準に戻ってきているのだとか。
リモートワークが増え、オンラインでのコミュニケーションが増えてきましたが、だからこそオフラインのコミュニケーションの良さも実感されている方が多いようです。アクセラレーターやVCとスタートアップのメンタリングもオンラインに移行していましたが、徐々にオフラインの選択肢も増えています。その会場として、GUILD Dogenzakaをご予約いただいています。
また、ウェブ会議が増えたことにより、ウェブ会議時に特に気になるお部屋の音やハウリングの対策するために、ゆっくり静かに会議ができる場所としてもお使いいただいています。
WorkstyleOSを活用し、これからどんなワークスペースづくりをしていきたいとお考えですか?
私たちがいる、東急不動産のまちづくり共創グループは、渋谷を「スタートアップが成長できる街」にすることを目指しています。渋谷ではたらく人たちには多様性があります。スタートアップ、VC、投資家、プロダクトを設置して実際に使う商業施設など多種多様です。多様性があるというだけではなく、その多様な人たちが繋がっていける場所にしたい、という思いがあります。
リアルの場所で人と人が出会える場、スタートアップ企業が成長のために様々な人に出会える場をつくっていくためにWorkstyleOSを活用できればと考えています。